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2013年12月11日 (水)

父娘の関係と自分への自信

春日氏は18歳から23歳の女性110名に対して、父親のイメージと自分への

自信について調査をしました。それによると、娘が父親に対して“怖い”、“厳しい”

“頑固”、“近寄りがたい”というイメージをもっていると自分に自信がもてない

ということがわかりました。

つまり、娘が父親に対して壁のようなものを感じたり、父親の融通のなさを感

じていると、自分はダメな人間なんだと思ってしまうのです。

反対に、娘が父親に対して“自分は父親の役に立っている”、“自分は頼りにされ

ている”というイメージをもっていると自分に自信がもてるということがわかりました。

つまり、娘は父親から信頼され、頼りにされていると感じていると、自分への

好意や満足感が高まり、結果として自分に自信をもつことができるのです。

いかがでしたか。

父親を厳しいと脅威に感じること、また子どもとしてではなくひとりの人間

として信頼されていると感じていることが、自分への自信とつながっていました。

けっして甘やかすことを意味しているのではありませんが、厳しくするので

はなくひとりの人間として認め、父娘の関係を築いていくことが、娘が自分

に自信をもつためには必要だったんですね。

~参考~

春日由美(2000)『父娘関係と女子青年のSelf-Esteem・自己受容』

日本青年心理学会大会発表論文集

以上

社交不安障害に限らず、精神的な問題の原因のほとんどはどんな環境

どんな親に育てられたかで決まります。

「親が問題を持ってるから子供が問題を持つんだよ!」といった長田

百合子さんの言葉を思い出します。

精神的に問題をもった子供に対して「まったくうちの子は!」と不満を

もらす前に親自身もご自身の問題に向き合わなくてはいけません。

もう一度言います、子供の問題は親の問題です。

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