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2014年1月31日 (金)

嫌いではなく疲れるから

「人と関わらないで生きていく方法はありませんか?」

私が社交不安障害の相談を始めて5年目になりますが、上記のような

相談をされたときは一度もありません。

多くの人は「うまく人と関わるにはどうしたらいいですか?」と相談して

きます。

じゃあ、なぜ人と関わらない生き方を聞いてくる人がいないのでしょうか。

それは、対人恐怖症の人も社交不安障害の人も、決して人嫌いなわけ

ではないからです。本当に人嫌いならば「どんなに楽な人生が送れる

ことか・・・と考える人も少なくありません。

社交不安障害の人が人との関わりを避ける理由は「嫌い」ではなく「疲れる」

からです。疲れる理由は、

外部からの気付きが多い(情報が多い)

人に自分の心をのぞかれている(監視されている)気がする

人に気に入られるように働きかけようとする

である場合が多いんです。

対処法として①の場合は外部からの情報に対して、今まで身に付けてきた

考え方の癖で処理(解釈)しないこと。

②の場合は「誰も自分のことなんて見てやしない」と何度も何度も心の中

で繰り返すこと。間違っても妄想の監視の目から逃れるようにコソコソとし

た行動をとらないようにしてください。

③の場合は、人に気に入られようとする言動・行動をしている自分に気付

いた時は「また、エエカッコしなことをやってるよ」と、自分自身に教えてあ

げてください。案外、教えてあげないと気付いていなかったりするものです。

疲れへの対応を身に付け、「もっともっと人と関わっていきたい」という気持

ちに躊躇(ちゅうちょ)することなく向き合える日に歩いて行きましょう

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