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2014年2月 7日 (金)

きっかけとの出会い

私の尊敬する人、ドリアン助川 (明川哲也)さん

作家・詩人・道化師・ミュージシャンであるドリアン助川さんは

大学時代に劇団を作りプロを目指していました。

しかし、ドリアン助川さんのワンマンが目立つようになり、仲間で

あった劇団員との関係が崩れ劇団は解散・・・。

「早くプロになりたい」という焦りから、怒ってばかりいた自分を振り

返り「俺は最低な人間だ」と自分を責めました。

そして、大学卒業後は雑誌のライターや放送作家として働き始め

ましたが、あまりの多忙さに自分を見失ってしまいました。

自宅のマンションの手すりの上に立ってしまったこともあったそう

です。その後、世界が動き出し(ベルリンの壁崩壊)、転機が訪れる。

当時28歳のドリアン助川さんは、「誰でもいいから東ヨーロッパに

行ってくれ」という流れに乗るようにラジオの特派遺員として激動の

東ヨーロッパに渡る。その時のことをドリアン助川さんはこう語る。

「今、日本にいてもどうにもならないな・・・。現実から逃げたいという

気持ちもあったけれど、そういうとこに行くと、なぜか活発になれる

自分がいたんです」と。

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東ヨーロッパに渡ったドリアン助川さんは、ナチスに殺された子供達

が死の直前に描いた絵に出会う。数え切れないほどの子供たちの絵。

そのどれもが、ドリアン助川さんの胸を打った。

「7.8年しかなかった人生。その年齢で自分の迫りくる死を受け入れ

なくてはいけなかった。そんな状況でこの絵を残した子供たちは何な

んだ」

「対照的に自分はこれからも生きていけるのに、自分の人生ひねくれ

て見ちゃって、世の中恨んじゃって。この腐れ方はいったい何なんだ。

亡くなった子供たちに『何やってんだ!ボケなす!!』って。

でも、同時に子供たちに抱きしめられたように思ったんです。」

そして、自分を否定し続けたドリアン助川さんはあることに気付いたという。

それは、子供たちが描いた絵の目の前で動けなくなるほど心を打たれている

自分がいること、「感じる」という才能があることに。

このことがきっかけになり、ドリアン助川さんは自身の人生に光を見たに違い

ない

ドリアン助川さんの半生からも、人生なんて、どこでどんな出会いがあるか

わかりません。もしかしたら出会えないかもしれません。

しかし、出会うには「とりあえず」という考えが大切会える確信なんてない

けれど「とりあえず動いてみる」。精神的に落ち込むと「とりあえず○○」を

しなくなる。確信がないと動きたくない、動けない。悩んだら「とりあえず」に

こだわって生きてみてください。だまされたと思いながらでも

      


      

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